アーティスト情報テスト:記事タイトルがはいります記事タイトルがはいります記事タイトルがはいります
イベントではアイドルのセカンドキャリアとネクストシーンづくりも
――目玉がないとおっしゃいましたが、去年解散したベイビーレイズJAPANの高見奈央さんとPASSPO☆の森詩織さんが総合司会を務めることも話題になっています。昨今語られているアイドルのセカンドキャリア問題や、去年両グループともメインステージでライブをやって、多くのアイドルファンに送り出されたというストーリーもあります。そんなお2人を起用されたのはどんな思いからなのでしょうか?
橋元:グループが解散したあとアイドルを辞めたいという人や経歴を封印しちゃう人とかもいるけど、アイドルをやってきたことや現役アイドルに対してリスペクトを持ち続けている人も沢山いるじゃないですか。高見さんと森さんは正にその代表だと思うし、辞めたあとの今も彼女たちは一生懸命頑張っているからこそ、今の二人の目線で「@JAM」にのぞんでもらいたいなという気持ちがあって今回お願いしました。
古川:「@JAM」はそれがいいんですよ。アイドルフェスは沢山あるけど、「@JAM」は総合プロデューサーの橋元さんの顔が見えるから面白いフェスだと思います。それだけ愛を持ってこのイベントをやっているんだなっていうのが昔から伝わって来ます。人の心が感じられるフェスだと思っています。
――確かに。橋元さんの提案から5人のDorothy Little HappyやParty Rockets、GALETTeの1日限りの再結成ということもありましたね。
橋元:「@JAM」として付き合って来たグループに対して“はなむけ”もしたいし、応援もしたいじゃないですか。それをストーリーって言ったらカッコいいかもしれないですけど、只々お付き合いをして来た人達を応援したいって気持ちが強いだけなんですよ。
――「@JAM EXPO」では、小学生以下が無料というのも意図があるんだろうなと思っていたのですが。
橋元:本当は中学生以下ぐらいまで無料にしてあげたいんですけど、それだと商売にならなくて続けられなくなってしまうので(笑)。その年齢層は、アイドルになりたい子、アイドルを応援したい子の予備軍じゃないですか。そういう子達に今頑張って夢を見せているアイドルを観てもらって、自分もなりたいなって思ってくれたらいいなという思いから小学生以下は無料にしています。
――セカンドキャリアと同時に次のシーンを作る種まきもしていると。
橋元:そうですね。ステージを観てもらって、1人でもアイドルをやりたいと感じてくれる人がいれば、僕らはやっている意味があるのかなと思っています。
――「@JAM EXPO」の出演者を選ぶ基準はあるんですか?
橋元:僕が必ずライブを観に行ったグループを呼んでいます。そこはそうしないといけないと思っているんです。だから出演者を決めるタイミングは毎年めちゃめちゃ忙しい(笑)。
古川:地方アイドルもいるから全国各地行かないといけないですもんね、大変(笑)。
橋元:そうなんですが、ステージをちゃんと観ることでこのグループはこの並びに出したいとか、今年は違うかなとか自分の中で自信を持って言えるから、そういう自信を持つためにずっと続けています。体力的には結構きつくなってきてはいるけどね(笑)。
――そんな今年のラインナップの中で、未鈴さんが気になっているグループはいますか?
古川:「@JAM ALLSTARS」のメンツが今年ヤバくないですか?フェスの最後にALLSTARSが歌うグランドフィナーレが毎年感動的で、初年度にうちのリーダー相沢(梨紗)さんが頑張って歌って踊っていたのを後ろで見ていて“あー!凄い!”と思ったし、私がやらせて頂いた時には、あのポジションは神聖な感じもあって緊張したんですよ。そこに今年はでんぱのえいたそさん(成瀬瑛美)という、ありそうでなかったキャスティングで(笑)。あとはぺいにゃむさん(二丁目の魁カミングアウト:ゲイアイドル)とかも。どんな雰囲気になるのか?「@JAM EXPO 2019」の中で1つの目玉になるんじゃないかなと、私は勝手に思っているんです。
「@JAM ALLSTARS 2018」
橋元:今年は変化球過ぎてね(笑)。
古川:今年のえいたそはプリキュアの年で、誇りとプライド持ってやっているし。※
※成瀬瑛美は2019年放送のTVアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』で主人公の星奈ひかる(キュアスター)役を担当。
橋元:そう。それで、まえだゆう(predia)、奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)、吉川友、ぺいにゃむにゃむっていう、えいちゃんの元気に負けない4人をあえて選びました。
古川:そのメンツだと例年の感動とはまた違った何かが生まれる気がします(笑)。
橋元:来年「@JAM」の10周年を大々的にやろうと思っている中で、今年は変化球でいいんじゃないかなって(笑)。
古川:いろんな意味で見逃せないですね。
――ほかの出演者ではどうですか?普段一緒にならないような方達もいますけど。
古川:AKB48や46グループのみなさんは普段ステージを見る機会がないじゃないですか。今のアイドルシーンを象徴するグループだしお勉強という意味でも見てみたいですね。あとは個人的に最近BEYOOOOONDSさんが好き過ぎるから見たいです。対バンした時知らずに最初ボケッーと見ていたら、1秒たりとも目が離せなくなって。BEYOOOOONDSさんの後にライブをするのは嫌だな、これはファン持って行かれるなって感じになりました(笑)。曲が面白いし個々のパワーも凄い。昔からあるハロプロ(ハロー!プロジェクト)メンバーのとんでもない磁力と今のアイドルの感じが混ざっていて、攻めてるなーって好きになったから、今回も見たいと思っています。
次ページ→今のでんぱ組.incもいいじゃんと思ってもらえるようなライブにしたい
share